韓国大統領朴正煕の娘、朴槿恵自叙伝。絶望を経験した彼女は韓国の未来に希望の光を灯すか?
私は若い頃、両親を凶弾によって失い、いつ終わるともわからない絶望の時期を過ごさねばなりませんでした。
その時期に、歯を食いしばり打ち勝つことが出来たのは、田舎道や市場で出会った人々、暖かく手を握り、手紙で勇気を与えて下さった大勢の方々のお陰なのです。
私は、自分の人生が、私一人だけのものではないと考えています。政治家である私の最終目標は、国民一人一人の夢と情熱を大切にし、新しい希望を作っていくことです。
2011年は、東日本大震災など、日本の皆様が多くの苦難を経験された年でした。谷が深ければ山が高いように、深い絶望から抜け出せば、希望もそれだけ大きいと信じています。
日本の皆様が、一日も早く、苦難を克服し、立ち上がられることを心から願っております。
朴正煕